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あの黒フードの奴は一体なんだったんだ? 俺は自分の部屋のベッドに寝転がり一人答えもでない問いを考えていた。
キバヤシ「話しは全て聞かせてもらった!!」
ニート「なっ!? あなたは!?」
キバヤシ「わかったんだよ。黒フードの奴の正体が! まずは彼の有名なノストラダムスの大予言を思い出して欲しい」
ニート「1999年7の月に恐怖の大魔王が降ってくるって奴ですか? あれは確か外れたはずじゃ……」
キバヤシ「そう……確かにあの予言は外れた。しかしこうは考えられないか? あの予言は1999年ではなかったと!!」
ニート「!? そんな馬鹿な!! 一体何の根拠が!?」
キバヤシ「彼程の聡明な人物なら、暗号化していても何ら不思議でもない。まずこの1999の4つの文字を2つずつ足してみてくれ」
ニート「10と18ですか? つまり1018ですか? 一体これの何が?」
キバヤシ「1018の十の位を千の位に移したらどうなる?」
ニート「そしたら……はっ!! 2008!?」
キバヤシ「そうだ……つまりノストラダムスの予言は実は今年を指していたのだよ!!」
ニート「な、なんだって!? じゃあまさかあの黒フードの奴の正体は……」
キバヤシ「あぁ……間違いない。恐怖の大王だ……」
ニート「な、なんてことだ!」
キバヤシ「時空を超えてなお!! まだ我々の前に立ちはだかるというのか!!───ノストラダムス!!」
ニート「私達人類はあまりに、あまりに遅すぎたのかも知れない……」
ここで目が覚めた。
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