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今日は入学式、ミツルは晴れやかな気持ちで、校門を抜けていった。 周りには、いかにもガリ勉そうな人ばかり… それもそのはず、この高校は県内で有名な、レベルの一番高い高校なのだから。 ミツルは友人のタカシを見つけると、話しかけ始めた… 「お~い!! タ~カシ~」 「ミツルじゃん!! こうして会うのは発表日以来だな。」 「元気そうで、何よりだょ。」 「離任式の日、会えなかったから、心配してんの!?」 「そうだったな。お前は、離任式の日、彼女とデートしてたらしいな。」 「お前、誰から聞いたんだよ~。」 「秘密だよ。秘密…」 入学式を無事終えた2人は、別々に教室に向かった… クラスは同じだが、出席番号が離れている。 ホームルームが終わると、緊張が解けたように、生徒達が教室を出て行く。 ミツルとタカシもその中に居た。
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