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和真はそのまま駐車場へ向かい、自分の車に乗り込むと携帯で、ある所へ電話を掛けた。
Rururururu・・・・・。
Rururururu・・・・・。
ガチャ。
「はい、こちら[BAR ルーク]です。」
電話口からは低音の効いた、10人中10人がナイスミドルを想像するであろう声が聞こえてきた。
『もしもし、俺だ。和真だが依頼人はもう来ているか?』
「いえ、まだ来ていませんよ。ついさっき店を開けたばかりですので。」
『分かった。こっちも仕事が終わって今から向かうところだから、あと15分位で着くわ。』
「分かりました。お待ちしております。お気をつけて。」
『ああ、ありがとう。』
和真は電話を切ると、車のエンジンを掛け、目的地のBARへと車を走らせた。
この時一つのミスを犯していた事に気付かずに・・・・・。
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