1st Contact

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夜自分のベッドで寝ていると何やら腹というか胸部辺りが重い。そして体が動かない(金縛りってヤツであろう)。 何事かと思い、目を開けると、腹部から胸部にかけた辺りに白い服を着た、やや半透明な髪が長い女(?)が座っていた。顔は前髪が長すぎてよく分からない。 暗い中で見ると、結構不気味に見える・・・。 どう見ても生気がある人間には見えない。 それを確認すると和真は・・・・・・、 『なぁ~に、勝手に人の腹の上に乗ってるんだ、おのれはあぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!』 和真の中で貴重な睡眠時間を邪魔された怒りが駆け巡る。その女(?)の両肩を掴むとをベッドサイドの床にぶん投げた。 一般の人であれば恐怖におののき、気絶してしまう所であろうが、和真にしてみれば日常茶飯事の事である。 人ん家に夜中に不法侵入したあげく、気持ち良く眠っている人の上に堂々と遠慮する事なく、座ってるのである。 投げ飛ばされる位されて当然の報いであろう。 投げ飛ばされた女(?)は信じられないっていう表情で和真を見ていたが・・・。 いつの間にか動かなかった体は自由に動くようになっていた。
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