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振り向くとそこには身長180cm程の茶髪で短髪、細身で爽やかな感じの青年が立っていた。
『・・・・・おはようさん。』
「相変わらず朝はテンション低いね~⤴、和真は~⤴」
『ほっとけ。ってか、お前が朝から高すぎるんだよ。』
このやたらテンションが高い男の名は[鳳 蓮司(おおとり れんじ)]小学校からの幼なじみで同じ中学、同じ高校、同じ大学(勿論、クラスはちがったが・・・)の腐れ縁の親友である。
しかし、まさか同じ会社で働く事になるとまでは和真自身も思ってなかったようであるが・・・・・。
「ところで今日は来る時、変なのは見なかったの?」
『そんな、いつも見るもんじゃないさ。』
和真は周りに人がいる事は分かっていたが構わず答えた。和真の体質を知ってるのは家族以外では親友の蓮司だけである。
「そうなんだ?俺はてっきりいつも見るもんだと思ってたよ⤴」
『まあ、まだ朝だから会うかもしれないがな。』
「フ~ン。でも、和真は見るだけじゃなくて話す事も触る事もできるんでしょ?それって普通の人間と変わらないじゃん⤴」
『だからこその苦労ってモンもあるんだよ。それに、見分け方もあるしな。』
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