No SEX

第一章

細かな山崎の言動に河又の冷笑は絶えることがない。
山崎はわざとあざ笑われるようなことを言ったりする。
「私がバナナの皮で滑って-」など ウケを狙ってるようなことを言う。
ところが彼の思惑とは裏腹に河又たちは
山崎にウケるのでなく山崎をバカにしているのだ。
だが、そんな山崎に転機が訪れようとしていた。