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その顔を見た私は一瞬で安らぎを感じる事が出来たが、もうひとつの危険性にも気付いてしまった。
それは、アイツが敵を前にしてあの顔を私に見せるとき、必ずその相手はこの世界から文字通り消え去っていることを…!
…はわわっ!
…あ、あのお顔は、完全にキレる数秒前の状態では…!
…あわわわ、お願いだからあんまりアイツを刺激しないでぇ…!
だけど、そんな事情や私の心の声を知るはずもない彼にしてみれば、その【微笑み】はただ挑発と思ったのだろう。
アイツの行動に腹をたてて怒鳴りだしてしまったのだ…。
「なにヘラヘラ笑ってんだよ、この野郎っ!いい加減にしろよっ!!てめえはいったいこいつの何なんだよっ!?」
遂に、普通(?)の人間VS死神が幕をあけてしまった…。
(…あぅぅ、あんまり過激な【お仕置き】じゃないことを祈るばかりですぅ…。)
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