2人(2匹)の独立戦争

5/7
前へ
/42ページ
次へ
その日からドンは片時もニャンキーのそばを離れる事は無くなった。 結局ドンは実の親とはいえ暴力を振られ、うちに舞い込んでくるまで人間からもひどい目にあわされていたみたいだ。それがトラウマとなり、異常な警戒心を持ってすぐ逃げるみたいだ。それでもうちの一家が戻った時はニャンキーと一緒に出迎えてくれるようになったのは、ある程度進歩したのだろう。鳴き声も以前より明るくなった気がする。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加