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そんなある日、実家に用があり戻った所、妹が裏の窓を開けた。すると網戸越しに猫が座っていて「ニャア⤴」と鳴いてきた。こちらも「おっ?毎度✋」と挨拶。近寄っても逃げる様子は無く、改めて間近で見るとアイドル顔でかわいいでないの💓中に入れてあげたいと思ったが、そこは母が一喝。
「猫も親がいなくなって一人ぼっちになったけえ寂しいだ。それで家族の輪に入れて欲しいのは分かるけど入れたらいけん。一度でも入れたら好き勝手しだす。かわいそうかもしれんけど、好きな時に外を回って好きな時にエサをもらえる今の方が自由でいいはずだ。線を引く所は引いておかないといけん」と言われ納得。ふと気がつくと、父も妹も30分に一回位は猫の様子を見に裏を開ける。かくいう私もなんだかんだ言って気になる。少しすると家族会議で名前はどうする?となった。
父「ネコでいいが」
妹「却下」
私「ニャンキー先生は?」
妹「先生はいらん。だったらニャンキの方がまだマシ」。
ヤンキー先生からとってニャンキー先生っていいと思ったんだけどなあ…。母が仕事でくたびれて横になっていた為、その場は保留になった。しかし、猫を名前で呼ぶ日は近そうだ。
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