原罪

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原罪

在ればこそ、在るがまま。 在らばこそ、在れ。 在るならばこそ、それは在った。 解は果であり、其れは因を有す。 生は死を、光は陰を。 対は共存であり同一に等しき物。故に因と果の価値は変わらず。 しかし、それまでの過程にその価値を問われたのならば── これは在るがこそ在った業。 其れは人として生きたから。 其れは生として在ったから。 全ては生として在りたかったが故の膿。
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