浮遊霊…

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事故現場の近くの病院に搬送されたのだと思いそこに行ってみた、案の定僕はそこにいた、 家族がみんないる、母親は泣いていた、、大声で、聞きたくなかった、 父親と兄貴は下をむいたまま黙りこくっている、 お医者さんが家族に話をしていた内容を聞くと、意識は不明の状態であり脈はあるが油断はできない状態だとゆう。   自分が寝かされているベットのある部屋に入るとなにか不思議な感じがする、意識のない自分を見下ろしているからだ、まるで死人のような自分の姿をみて吐き気がした、 今のこの状況は理解しがたい、でもこんなことが自分の身に起こっている。わけがわからなかった、   家族の顔さえまともにみれない、親不孝ってやつだな、心からそう思った、   「ごめんなさい…」 その言葉しかみつからなかった、 誰にも聞こえはしないが…    母親の泣き声は落ち着いてきたがすすりなく声はいまだ響いている、 なんとも表現しがたい空間がそこにはあった、口を開くものはいない、 その均衡を破るかのように誰かが近づいてくる、     彼女だった、
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