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家に着き,無造作に
自転車を止めて
部屋へ駆け込み
Bくんのところへ…
私は何度も何度も
名前を呼んだ。
Bくんは動かない。
私は泣きながら
フタを開けた。
Bくんを触ろうとした瞬間
ものすごく手が震えた。
怖かった。
私はその震える手を
Bくんに近づけ,
箱から出した。
体は硬くなっていた…。
私は今までにないぐらい
泣いた。
泣いて泣いて
泣きまくった。
『嫌やぁー!!!!!!!!
お願いやから
目開けて!!!!!
お願いやから…』
とドラマの1シーンのように…
私は今までに
飼っているペットが
死んでしまうというのは
経験したことがなく,
どうしたらいいか
わからなかった。
泣きながら
Bくんと一緒に
自分の部屋へ行き,
真っ暗の中
ベッドでずっと
泣いていた。
頭がおかしくなるぐらい。
本当に,本当に
ショックだった。
母が私を心配して
何度か部屋に来てくれたが,
涙が止まることはなかった。
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