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「ったく、どうしようもない人達。あんな言葉レディに失礼よ💢」
少女は泣いてる少年の方に体を向けしゃがむ。
「大丈夫?これくらいで泣くなんてそれでも男の子なの?」
少女はスカートのポケットからハンカチを出し鼻水と涙を拭いた。
「男の子ってそんなに強くなきゃいけないの?強いってそんなに偉いコトなの?」
少年は少女に聞いた。
少女はにっこりと笑った。
「強い方が格好良いってだけ。女の子に守ってもらう男の子なんて格好悪いよ」
少年は俯いた。
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