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―――――
―――
「大丈夫か??」
優しそうな声が聞こえてた。
時折髪の毛を撫でる大きな手の感触
フワフワしてた―――
居心地がよくて
温かい
「真樹………ちゃん。真樹………」
私を呼ぶのは誰?
ふっと目をあける
なんとなく場所が違うと気付いた
やっぱり夢だ
あったかい感触だったな
しばし余韻にひたる
あれ?
ここどこ?
今何時?
頭が痛いんだけど
当たり前の感覚が少しずつ戻ってくる
「真樹ちゃん。大丈夫?」
私の目の前
居酒屋でぶつかった人がいた
「貴方、誰?」
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