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『お義兄さんは、最後の最後まで家族の事を思い、貴女の事を思いながら息を引き取られてます。お義兄さんは、とてもお人好しの方ですよね。最後の手段を選んだのも、ご自身が逃げたかった訳ではなく、全て家族の為を思っての事ではなかったのですか?自殺者の霊はその時のまま、その場所で苦しまなくてはいけません。でも、お義兄さんは貴女の事をとても心配されてます、そんな優しい家族思いの方が貴女を苦しめる訳ないじゃないですか?少し考え直された方がいいですよ。』
電話を切って後悔した
少し言い過ぎたかな?
彼女も霊能者の言葉を信じる他なかっただろう?
少し胸が傷んだ‥
姉ちゃんからの電話が入る
姉『お義兄さんじゃなかったんだね』
『少し言い過ぎてもたゴメン』
姉『友達は、喜んでたよホッとしたって小夜に頼んで良かったって』
姉ちゃんの言葉を聞いて少し安心した
『姉ちゃん?今度、先生とやらに会うのはいつなん?』
姉『確か一週間後って』
『行くのヤメタ方がいいわ!霊相談に来てる人結構おるん?』
姉『多いみたいよ‥かなり時間かかるし、ミンナ凄いしんどそうみたい』
『その先生には霊が視えてないみたいやな』
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