第1章 狙われた男

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「あっ、紹介が遅れてしまってすみません。僕の友人の飛高です。どうしても写真が見たいと言うので、ご迷惑とは思ったんですが、連れて来てしまいました」  俺は北川の言葉を否定しようとしたが、北川が目で合図してきたため、思い止まった。 「どうも、林尚久(29)です。よろしく」 「飛高(22)です。こちらこそよろしく」  俺は尚久さんと握手した。 「おーい、林、俺たちのことも紹介してくれよ」  ソファーに座っていた声の大きな男性が尚久さんに話し掛けた。
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