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「どうした、北川、大丈夫か?」
俺は心配して、直ぐ様視線を北川に向けた。
「大丈夫、大したことない。砂糖入れすぎてむごくなっただけだから」
「脅かすんじゃねえ!」
「わりー、わりー」
「直ぐに入れ直してきますね」
「あっ、すみません」
真理子さんは北川のカップをお盆にのせてキッチンに移動した。
「飛高君、砂糖使わないの?」
俺の隣に座っている徳永さんが話し掛けてきた。
「ええ、俺コーヒーブラック派なんで」
「だったら、貰っていいかしら」
「どうぞ」
俺は砂糖を徳永さんに渡した。
「ありがとう」
徳永さんはそう言って、砂糖をカップに注いだ。
「お待たせしました」
真理子さんが新しく入れ直したコーヒーを運んできた。
「どうもすみません」
「いいえ、熱いので気をつけて下さいね」
「はい」
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