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カーテンの隙間から朝日が差し込む
また新しい朝がきた事を知らせる。
カトリーヌは重たいまぶたをゆっくり持ち上げ、時計を見た
午前5時20分を少しまわったところだった。
1月1日…新しい年…
彼に、大晦日は朝まで一緒にいようと言われたが、体調が悪いと帰ってきてしまった。
実は特に体調が悪いわけでもなかった
本当は一緒に過ごしたかったのになぁ
彼の事を好きになれば好きになるほど胸が痛む
トラウマと向き合って生きていくと決めたのに…
机の上に置いてある写真…
彼とあの人と笑顔の私
そのとなりに置いてある写真…
私と笑顔の父と母
写真を眺めた後、カトリーヌはゆっくり目を閉じた
目を閉じるとあの時の映像が鮮明に蘇ってきた。
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