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誕生日は家族でパーティーをし
カトリーヌは幸せの時間を満喫した
そして、午後10時過ぎに
寝床についた。
夜も更け…リビングからの物音で
カトリーヌは目を覚ました。
カトリーヌが二階の自室から出てリビングへ向かうと
お腹の辺りを押さえ倒れている父が目に飛び込んできた
何秒間か時が止まったような感覚を…カトリーヌは感じた。
父がカトリーヌに手を向け「来るな」と叫んだ
父がなぜ倒れていて
自分にそんな言葉をかけたのか理解ができず
ただその場に立っていたカトリーヌを母が後ろから強く抱きしめた。
その瞬間…母の体から衝撃が伝わってきた。
そして全体重をカトリーヌにあずけてきた…
「マミー?」カトリーヌの呼びかけに母は応えない
母の体は
母の温もりは
カトリーヌの背中から
カトリーヌの足元へ
ゆっくり崩れ落ちた
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