~カトリーヌ~

4/7
前へ
/64ページ
次へ
誕生日は家族でパーティーをし カトリーヌは幸せの時間を満喫した そして、午後10時過ぎに 寝床についた。 夜も更け…リビングからの物音で カトリーヌは目を覚ました。 カトリーヌが二階の自室から出てリビングへ向かうと お腹の辺りを押さえ倒れている父が目に飛び込んできた 何秒間か時が止まったような感覚を…カトリーヌは感じた。 父がカトリーヌに手を向け「来るな」と叫んだ 父がなぜ倒れていて 自分にそんな言葉をかけたのか理解ができず ただその場に立っていたカトリーヌを母が後ろから強く抱きしめた。 その瞬間…母の体から衝撃が伝わってきた。 そして全体重をカトリーヌにあずけてきた… 「マミー?」カトリーヌの呼びかけに母は応えない 母の体は 母の温もりは カトリーヌの背中から カトリーヌの足元へ ゆっくり崩れ落ちた
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加