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カトリーヌの過去を最後まで黙って聞いていたボブは少し考え
カトリーヌの隣に座り、ゆっくりと口を開いた
「そか…辛い想いをしたんやな…
せやけど…オレは大丈夫や、お前を悲しませない自信がある…確信はないけど
精一杯お前を大切にする。過去からお前を助け出すから…」
そう言いカトリーヌの髪を撫でた。
カトリーヌの瞳から涙が溢れ…
唇は小さく微笑みをうかべた…
「ありがとう…ボブと出逢えてよかった…本当によかった」
カトリーヌの悲しみの涙が消え…喜びの涙が生まれた瞬間だった。
オレはカトリーヌの家のリビングに置いてあった
今話題のロデオボーイに跨りそれを見ていた…
そして思った…カトリーヌとボブには、この2人には本当に幸せになってほしいと…
そしてオレはここにいていいのか?と…
カトリーヌの微かな泣き声とロデオボーイの振動音が妙に大きく聞こえた…
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