第二話旅立ち

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シーナは深くため息をついてみました。 そして剣を選ぼうとしたとき剣の前で手がとまってしまいました。 「………?」 それはシーナでさえ驚いているようでした。 そしてまた触れようとすると放電しました。 「!!!」 するとノアールもおかしいと思ったようでその剣を見てみました。 「何だコレ……?こんな剣あったっけ。」 するとノアールはシーナの腕をぐいっと引っ張りその剣から遠ざけました。 「何するの?」 「見て分からないか?それは呪剣だ。凄い怨念の量だな。」 「なんでそんなものが……?今までなかったのに。」 すると呪剣が宙に浮きました。 「我は壓摩なり。これでも魔族だ。破滅の鐘は我々が戴こう。お前達は哀れに戦いあっていればいい……だそうだ。」 そしてノアールが鋭く問いました。 「誰の命令は?」 「魔王様だ。」 そしてノアールは黒い笑みを見せました。 「根元からきりおとしてやる。」 シーナは唖然としながらこの光景を見ていました。
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