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シーナは重い荷物を背負いました。
「俺はこっちを持つな」
「ありがとう♪」
するとノアールはフンッと鼻で笑いました。
「面倒臭くなったりしたらさっきもいったように落とすからな。」
「本当意味分からない!!自己中ヤローめ!!」
シーナはプンスカ怒ってるとノアールは余裕めいた表情で笑いました。
「勝手に言ってろよ。」
「本当ムカつくなっ!」
何だかんだ言いつつ、ノアールはシーナの荷物を少し持って家を出て行きました。
「ここには、当分戻れないからな。」
「うん……。」
シーナは名残惜しそうに村を見ながら村を出て行きました。
「外に誰もいなくて良かった。
出て行けなくなる所だったよ。」
「なるほどな。」
そしてノアールは地図を広げました。
シーナはその地図を覗き込みました。
「何処行くの?」
するとノアールはある町を指差しました。
「レッドタウン?」
「あぁ、お前の武器を仕入れるからな。」
「え、守護者決定してるの?」
「多分な。」
ノアールは真剣な顔で言いました。
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