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赤いワイバーンは村の上空を飛び回っていた。
「お父さんどうするの?」
「追い払わないと…いけないな。」
すると狩人が名乗りあがりました。
「俺達で追い払いますよ。」
「そうか、頼んだ。」
ほっと安堵のため息をすると悲鳴がしました。
「ぎゃあぁぁぁ!!!」
「え…?」
立ち向かった狩人は一瞬でやられてしまいました。
「強い…、強すぎるよっ!!」
シーナは唖然としていたらワイバーンを怒らせたらしく村人を無差別に襲い始めました。
「もう駄目だ…すまん…。」
「諦めちゃ駄目だよ!私がやる…。」
「シーナ!?」
シーナは自分の剣を抜きました。
「竜使いが…竜に立ち向かえないんじゃ駄目だよねっ!」
ワイバーンはシーナの方を向きました。
「そう、こっちだよ。私一人だよ!」
ワイバーンが襲って来ました。シーナは風圧で切傷が出来てしまいました。
「私は敵じゃないの。信じて…。」
そんなシーナに再び襲いかかりました。
「シーナ!駄目だ!逃げろ!」
「シーナ姉!」
村長に続いて、村民の子供も叫びました。
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