第一話呪われた生物

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赤いワイバーンは村の上空を飛び回っていた。 「お父さんどうするの?」 「追い払わないと…いけないな。」 すると狩人が名乗りあがりました。 「俺達で追い払いますよ。」 「そうか、頼んだ。」 ほっと安堵のため息をすると悲鳴がしました。 「ぎゃあぁぁぁ!!!」 「え…?」 立ち向かった狩人は一瞬でやられてしまいました。 「強い…、強すぎるよっ!!」 シーナは唖然としていたらワイバーンを怒らせたらしく村人を無差別に襲い始めました。 「もう駄目だ…すまん…。」 「諦めちゃ駄目だよ!私がやる…。」 「シーナ!?」 シーナは自分の剣を抜きました。 「竜使いが…竜に立ち向かえないんじゃ駄目だよねっ!」 ワイバーンはシーナの方を向きました。 「そう、こっちだよ。私一人だよ!」 ワイバーンが襲って来ました。シーナは風圧で切傷が出来てしまいました。 「私は敵じゃないの。信じて…。」 そんなシーナに再び襲いかかりました。 「シーナ!駄目だ!逃げろ!」 「シーナ姉!」 村長に続いて、村民の子供も叫びました。
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