死と呼ぶ

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死と呼ぶ

腐乱した手、片目を踏み潰した春。 抜け落ちた毛、一度も触れてない傷。 罪が咲く部屋に一体…… 君は全てを塞ぐだろう。何よりも深い闇に。 そんな祈りで代われはしない。死よりも深い床に…… 腐敗した風、浅瀬を渡れない理由に。 まだ写る手、朝日を浴び零した春。 鼻を突く部屋に一体…… 君は全てを塞ぐだろう。何よりも深い闇に。 もう日が照らす月日から、逃げられない…… 傷付けてごめんなさい。 薬漬けてここにいたい。 首吊ってここ去りたい。 明日買って笑いたい……………………………………………………………
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