1章

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写真を 一瞥して 竜が 言う 「関東の 裏社会のドン… 麻井鎮雄(アサイ シズオ)… 先生も コイツには 世話になって いたんぢゃ」 麻井は 関東一門を まとめ 裏の顔も 去ることながら 政界にも 権力を 持つ 御意見番的 存在だった 「次の選挙で コイツは わしを 裏切る 他の候補者と 何やら 怪しい 行動している… コイツを 消してくれ 報酬は これだ」 黒渕は 掌を 広げて 竜に 見せ付けた そして これが 手付金 ケースを テーブルに 置いた 竜は 中身を 確認して 言った 「これだから 代議士先生は 話しが 速い」 中身は 億の 札束が 並べられていた 竜が 依頼を 受けると 黒渕は 不敵な笑みを 浮かべ 女供を 呼び戻した 竜は1人 ぼんやりと グラスを 傾けて居た 「どうだ? とびっきりの 美人達… どれか 持ち帰るか?」 黒渕が 竜に 聴くと 女達が それぞれ セクシーアピールをした 竜は 今日は 遠慮すると 黒渕に 耳打ちして 席を立った
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