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いつもその笑顔で笑ってくれたなら、僕は君の瞳に思う。
誰も時を選べ無い、誰が時を造ってる?
君が作った透明な羽のアゲハ…ヒラリヒラリ羽ばたいて、そして透明な粉を撒いた。
光は粉で屈がり、僕の元へと届いた。
君が人込みの中、人にぶつかりながらも僕にたどり着き笑ったように、光はより輝き、その粉を照らした。
夏なのに、キラリキラリ
冷たく切ないDaiyamondeDust、君を失ったことでそれさえキレイと言えなくなっていた。
「好きだ」と言うことも毎回ためらう癖に…君に飾りも付けずに言った「サヨナラ」
夏なのにこんなに寒い、隣に君がいない夏…冷たく冷えた指輪は、君の冷たい指にLINKした。
その指輪を握り絞めながら一人つぶやいた「サヨナラ」
君の造ったアゲハはもう飛ばない、透明な粉も撒かない、ただただ永久に休む為だけに床にハラリと落ちた。
街で君に出会い、でも君は人に流されるままに過ぎ去った。
部屋に帰ると、アゲハは落ち光は屈がらずさしていた。
僕の部屋、何もない部屋…君といたら退屈じゃなかった。
そう思っても、もう遅い…もう隣に君はいない。
涙の雫がキラリキラリ…光を屈げた。
気が付けば、ドアを叩く音…
ドアを開けば、そこには「光(キミ)」がいた。
透明なアゲハは、君に向かい…溶けて消えると光となった。
アゲハは落とした君の心…君と一つになりKIRARIと輝いた。
僕は光を必死に抱き寄せ、光はKIRARIと雫を落とし…ギュッと僕の背中を抱いた。
暖かい光を逃さないように…ずっとずっと抱きしめた。
ほら…腕の中で
KIRARI・KIRARI…
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