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また同じ夢か。
何度めだ?
くそ、くだらない夢だな。
ダンテは最近毎夜同じ夢にうなされていた。
眠りについて夢のなかで目覚めると何も無い空間に一人立たずんでいる。
顔を上げると前に自分が立っている。
いつもそこで目が覚めるのだかこの日は違っていた。
ダンテ
「ハッ、なんだまだ俺は寝惚けてんのか?」
夢の中のダンテ
「…………」
何も言わず夢の中のダンテは剣を手に取った。
ダンテ
「おいおいまさかヤリ合うきか?」
夢の中のダンテ
「消えろ…」
そう呟くとダンテに襲いかかった。
ダンテ
「チッ、夢の中でも襲われんのかよ!」
夢の中のダンテは剣で切りかかる。
一瞬速くダンテは宙に舞っていた。
ダンテ
「どこ狙ってやがる」
夢の中のダンテの攻撃は空を切った。
それでも攻撃を止める気配は無かった。
ダンテは銃に手をかけ狙いを定めた。
ダンテ
「寝覚めワリィーのわお断りだ!」
そう言い放つと銃のトリガー引いた。
夢の中のダンテ
「クッ」
ダンテの放った弾丸は夢の中のダンテの額を撃ち抜いていた。
ダンテ
「これで懲りたろ?」
しかし、そこで目がさめた。
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