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途端その糸が繋がっていたカップルが喧嘩をはじめた 『その糸は運命の“赤い”糸だ。有名だよな?』 『俺これ切っちゃったケドあの二人大丈夫なの?』 『あぁ~、その糸ってのは所謂運命だ。切れてもなくなりゃしないよ。そのうちまた繋がるさ。』 切った糸をみると細い細い繊維が再生をはじめていた。 『へえ~!おじさん!これすげーね!』 彼が顔を下に向けると制服の第二ボタンのあたらから黒い糸がでていた。 『なんだこれ?』 彼がそれを引っ張るとその糸は簡単にきれた
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