1月17日

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帰りにお弁当を買って家に帰った。 冷蔵庫は空っぽだ。 母は「明日買い物に行かなきゃ」とのんきに言っていた。 父も納得していた。 朝 5時46分 地面から突き上げられるような地響き、食器の割れる音、家が軋む音。 そして、タンスが倒れてきた。 母は「キャー」と叫んでいた。 私は恐怖で丸まっていた。 揺れが収まり目を空ける。 何とか家は立ったままだった。 母は父に「大丈夫?」と叫んだ。 父は別の部屋に寝ているからだ。 母が「下に降りよう」と私を呼んだ。(2階建てなので1階に降りようと言う意味) 私が布団から出ようとした時… 体が動かない。。。 「出れないよ、動けないよ」と、もがいていると 母は目を丸くして駆けよってきた。 私の上にタンスが倒れてきていたのだ。 もう少しずれていれば、幼い私の頭は破壊されていただろう。 「ちょっと来い」と父が部屋から呼んだ。 母は走って行った。 一方私は玄関で寝ているはずの愛する犬の側へ急いだ。 犬も無事だ。 ふっと目をやると、私の愛する一匹の金魚ちゃんが水槽から落ちていたのだ。 この揺れで水槽がうまく棚から滑り落ち、水もそんなにこぼれていなかった。 周りにはたくさんのお皿やコップなどの破片が散らばっていた。
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