312人が本棚に入れています
本棚に追加
静香「いらっしゃい~。あら舞ちゃん、学校は良いの?」
舞「静香先輩、実は今日先生に買い物を頼まれて。」
この客?は俺と伊藤さんが通っていた専門学校の後輩だ。
俺はギター科だったが、伊藤さんと同じ音楽マネジメント(総合)科である。
舞「八神先輩います?」
静香「八神君は確か今裏でギターのリペアをしているはずよ。呼んでこようか?」
舞「はい!!お願いします。」
静香「八神君~。お客さん~。」
俺「いらっしゃ...西田かよっ。何の用だ!?」
俺は内心コイツが苦手だった。
いかにも考えなしで勢いだけで突っ走る人間だったからだが。
舞「先生に頼まれた物を引き取りに...。 先輩、怒ってます!?」
俺「...。 別に。」
俺が西田と話しているうちに伊藤さんが持ってきてくれた。
静香「舞ちゃん、ここに置いておくね!!」
持ってきたのは、ギブソンのベース(サンダーバード)と、ジムダンロップ製のフレット。
俺「しかし見事なネック折れだったな。何をやったらあんな折れ方するんだ!?」
舞「あはは~...。 つい振りまわして。」
俺「...馬鹿。」
最初のコメントを投稿しよう!