第二幕: 時はそれでも流れ続ける

5/5
前へ
/284ページ
次へ
昼休憩は終わり、店に戻った。 田中「八神、お前今日夕方から暇やるから静香ちゃんとライブハウス行ってこい。」 俺「...別に良いすけど。 では夕方からお暇いただきます。」 後から知った話だが、伊藤さんが俺に気を使ってくれたらしい。 最近ギターを弾いていても楽しそうじゃないからって事で、生のライブを見て演奏者の心に刺激になれば...と。 そう...俺のギター演奏者としての情熱はあの高校の事件以降、失っていたに違いない。 専門学校の文化祭でバンドを組んでライブをしたが、結局卒業と同じ時期に解散した。
/284ページ

最初のコメントを投稿しよう!

312人が本棚に入れています
本棚に追加