第三幕: それぞれの道

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ライブは終わった。 俺は伊藤さんを家まで送っていった。 静香「八神君、付き合ってくれてありがと。 それじゃまた明日ね~バイバーイ。」 俺「おやすみなさい。」 俺はタバコに火をつけて車を走らせた。 正直、怒りしか残らなかった。 演奏者、ギタリストの魂に火がついたかと言われると...灰となって散っていったのかもしれない。 そう...このタバコの灰のように。 俺の夢は...何だったんだろうか。 何を信じて...生きていたのだろうか。 気づいたら瞳から滴が溢れていた。
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