prologue~月のない夜~

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「・・・確かに川島のここの所の行動は理解に苦しむ・・・取引をしようとした所でまた俺達に察知され潰されるのがおち・・・ましてや海外ブローカーまで取引に応じる始末・・・何の目的でこんな事を・・・」 「まるで我々に喧嘩を売っているみたいなものだ・・・」 総理がため息をつき自嘲気味に言う・・・どうやらかなりお疲れの様子だ・・・ 「そして今日もまた2件同様に行われる取引を察知した。既にNo.5とNo.6に出動要請をしている・・・それと回収物の中身はCD型ディスク1枚が入っていた・・・そしてそれには何重ものロックや生態照合がかけられ現在解読が難航している。」 「・・・ご苦労だな・・・でその事をわざわざ伝えるために俺に電話を?」 俺はその答えを分かっていながら、確認のため聞く 「いや、君にも指令だ、No.7・・・明日risklevel3-(マイナス)の仕事をしてもらう」 「・・・了解・・・」 現時刻22:55・・・作戦開始時刻まで後5分とせまっていた。 周りには外周をカタカナのコの字のようにコンクリートで囲まれ配置されている塀と正面の鉄製の門そしてその中にはこの地区では珍しくない横3練に分けられた廃倉庫群がある。
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