prologue~月のない夜~

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倉庫内には朽ち果てたコンテナが無造作に転がっておりそれも数える程しかなく麻薬らしき物は見当たらない ・その瞬間罠だと確信するそして約60人~70人位の男達が一斉に俺を見つけ今にも飛びかからんとばかりに睨み付ける 慌てた様子はない、どうやら予想の範囲内だったらしい・・・すると1人の男が皆を手で制止ながら出てきた 身なりは、かなり良く身に付けているネックレスや指輪などからかなりの権力の持ち主だと分かる そしてその男には見覚えがあった以前報告書に添付されていた写真で・・・川島 大悟その人である・・・ 「いや~今日も八咫烏(カラス)の方に遊びに来てもらって嬉しいね!涙だが出ちゃうよ」 川島がここぞとばかり皮肉を込めてた口調と涙を拭く演技をする・・・周りからはそれに合わせた雑笑が聞こえてくる 「でもね…今回から“あの方”からのお許しもでたしこっちも全力で遊んでもらうから覚悟しろや!!」 川島が手を振り上げるすると周りにいる男達が一斉に武器を構えた 男達の手にはいわゆるチャカやドス、ポントー(日本刀)などがありブローカー共もサバイバルナイフや自動拳銃を構えていた・・・
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