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そして川村は静かに俺を睨み付ける。
「楽しい土産話はここまでだ!・・・じゃあな、とっとと死んでくれ」
「・・・なるほど・・・理解した・・・」
そして川村が手を振ったと同時に複数のタン!タン!タン!との銃声が聞こえてきた。
しかしその刹那・・・驚き混じりの男達の声が聞こえてくる。
俺は奴らが発砲するより一瞬早く行動し弾丸の下をかいくぐるように低く地を這うように真っ直ぐ直進しかわし。
そして目の前にいる拳銃を持った1人の男に低い体制から足払いをし転ばせ顔面を踏みつけ気絶さリボルバー式の拳銃を奪う・・・
埃が辺りを舞う・・・まさに一瞬の事だったしかし奴らもただ黙って見ているだけではない、何とか俺を抹殺しようと体制を立て直し今度は俺を取り囲むように5メートル感覚の陣形をとる。
しかしこれが仇(あだ)となった。
俺を取り逃がさないようにするためには有効だ、しかし俺を殺す為の手段として使う拳銃が使えなくなったのだ。
囲みながら拳銃を使うと言う事は確実に俺に弾丸を命中させなくはいけない、つまり裏をかえせば命中させなければほぼ100%の確率で同士討ちになると言う事だ。
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