「敬愛」…?

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そしていつしか、 「尊敬」が「敬愛」と呼べるほどまでになっても、 私はただ、アナタ様をみあげていました。   毎夜毎夜、 満ちゆくお月さまをみてはむねがいっぱぃになり、 欠けゆくお月さまをみてはココロが切なくなった。   でも。   尊敬、敬愛 それだけだった。   このキモチはそれだけ。 それ以上でもそれ以下でもなぃ。   だって、 それ以上であってしまったら辛いだけ。   届かないんだもの。 ひとりでもがいて苦しいだけ。   私はちゃんとわかってる。 だからこのキモチが   「愛してる」   なわけがなかった。
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