fifth call

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「妖怪.お主はこれを聞いたことがあるか?」 突然の問掛け 「はい。」 聞いたことはある。 怪談話にも良く出てくるし 「幽霊とは.また違う。 妖怪=悪いとは結付かんからの」 「それは座敷童子みたいなものですか?」 座敷童子も『妖怪』と言われる類だが家を栄えさせる良い妖怪だと聞いたことがある。 「いかにも。 私の依頼はそやつらから受けることもある。」 「だから普通の除霊師ではなく事情を知る海里さんが勤めてると?」 まぁ…妖怪の依頼なんて断わるだろうしね普通は 「それもあるが.こやつのは何と言っても信頼しておるからの」 そう言ったババさんの顔は穏やかだった。 「チッ.俺を誰だと思ってんだ。」 海里さん微妙に照れくさそう でも今日あったのが初めてなんで誰だと思ってると聞かれても「俺様」以外わかんないです…
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