27人が本棚に入れています
本棚に追加
ナニヲオッシャテマスカ?
お兄さん??
ジャリッ
お兄さんが近付いてくる
「ほら立て」
お兄さんはそう言って手を差し延べてくれた。
「あ・ありがとうごさいます…。」
挙動普請な俺…それもその筈
ワォ
近くで見るとすげぇ美形だなぁ
神様は不公平だ!!
(160cmコンプレックス)
「お前.アレが見えんのか?」
「はい。不本意ですけどね。」
唐突で簡潔だったけど『アレ』の意味だけで俺はわかった。
「助けてくれて.ありがとうごさいました。」
さっき.このお兄さんが幽霊を殴ったおかげで俺は助かることができた。
しかし
「霊を殴る人なんて初めてみました。」
それに浄化まで…いやある意味殺人か?!
「あぁ?
大したことじゃねぇし…」
犯罪ですよ?(殺人に決定)
カチッ
お兄さんはタバコを咥えて火をつけた。
「仕事だ。」
よく理解できなかったが.この時.俺が感じていたことは
「仕事」と呟いて吐いた煙が空に浮いて
やけにその仕草が格好良いと思ったこと
最初のコメントを投稿しよう!