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挨拶の後はドッキドキ!?
プロローグ
「会長、何頼む?」
「そうねぇ…このお店はスィーツで有名だから、やっぱりデザート系かしら?悠李は?」
「俺は…オムライス」
「馬鹿ねぇ…アンタ今の私の話ちゃんと聞いてたの?」
『いらっしゃいませ、ご注文はお決まりでしょうか?』
「私はチョコレートパフェで。悠李は?」
「…オムライス」
「結局オムライスなのね…じゃあソレを一つと、紅茶を二つお願い。」
『かしこまりました。今暫くお待ち下さい。』
…「あのウエイターさん、いい肌してるわよねぇ…美味しそう。」
「でもさ、何か勿体なくね?何か…自分を隠してるみたい…な。」
「あら、なかなかの洞察力ね。それも私に影響されたのかしら?」
「気持ち悪いこと言わないで下さい会長。…あの子、学生かな?」
「相変わらず酷いわね生徒会書記の分際で…。そうねぇ…あのウエイターのバイトが終わるまで待ってみましょうか。年は同じぐらいだと思うし。」
「また引き抜いて無理矢理ウチに入れるの?」
「勿論。あれ程の人材を放っておくなんて罪よ、つ・み!私と副会長の七瀬の次に美しいわ。」
「…まぁ、精々頑張って。会長に頑張るなんて台詞は不向きなの解ってるけど。」
「引き抜きなんて、赤子の手を捻るくらい簡単なことよ。期待してて頂戴。」
「うん、今回は期待しとく。俺結構あの子の容姿好きだし。あの謎めいた感じも良いね。」
「ふふっ、始業式を期待していなさい。春休み残り5日の間に必ずウチの学校にオトしてみせるから。」
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