第六章 俺の戦い

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そんな事が起きてから、二日間が経った。   その二日の内。落ち着きを取り戻したリーリアに、アルバスの事を聞いた猟斗は、驚愕させられる。   (あのアルバスさんが……。それは、確かにショックだっただろうな)   リーリアは、フレイヤにも猟斗と一緒に教えていた。   ヴァルキリーは、所在がわからずその場にはいなかった。   「私ね。もう兄さんを追いかけるの、やめようと思ってるんだ」   その説明が終わった後、リーリアはそう言って真剣な表情になる。   その言葉に驚愕させられた猟斗は、いいのかと尋ねた。   「うん、それにさ。考えてみれば、ただ単に私のわがままだもん。猟斗達を巻き込むわけには……ね」   「私は別に、構わないのですよ?」   「ううん、駄目なんだ。それにね。私、レジスタンス入ろうと思ってるんだ」   「レジスタンスに……か?」   リーリアの言葉に、猟斗は驚かされる。   「うん。だって、レジスタンスにいれば人助けも出来るし。それに、もしかしたらだけど兄さんの情報が入るかもしれないし」   生き生きとしながら話すリーリアの姿に、猟斗は溜め息を吐く。   しかしフレイヤは目を輝かせ、リーリアの手を取った。   「リーリアさん!」   「な、何?フレイヤちゃん」   いきなりの事に、リーリアはおどけながらフレイヤに尋ねる。   「一緒に頑張りましょう!!」   「はい?」   「な、ななな……!」   フレイヤの突然の言葉に、リーリアは呆けさせられ、猟斗は再び驚かされる。   フレイヤは相変わらずキラキラと瞳を輝かせ、リーリアの手をギュッと握り締めていた。
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