第七章 猟斗と一緒

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「中央都市ミッドガルドにいるレジスタンスの調査員の報告によると、ミッドガルドの北にある古城に数名。執行者幹部がいることが判明しました」   そう言ってハルは、手に持っていたファイルを猟斗に手渡す。   猟斗は怪訝そうにそれを開き、中にある資料と数枚の写真を見た。   そこには、見覚えのある人物が一人。映っていた。   「カイザード・ディスタリメント……!!」   「はい。レジスタンスと軍の共同調査で判明していて映っている幹部は、執行者六亡星の生き残りである魔族の契約者カイザード・ディスタリメントを初め、破壊王ブレイズ・ガバディア。それと名前が判明していない、幹部らしき女性が一人です」   ハルの説明はそれからも続く。   猟斗は彼の言葉を真剣に聞き、次々と資料のページをめくっていった。
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