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「こら~~!やめなさいっ!」 女の人の声がした。 「やばい!」 男の子たちは、石を投げるのをやめ、一斉に逃げて行った。 や、やっと終わったか・・・。 おいらは、力なくその場に倒れ込んだ。 「ち、血が出てるじゃないの! せ、先生!来てください!」 おいらに駆け寄ってきた女の人は、髪の長い優しそうな人だった。 おいらの知らない人だ・・・。 後ろから白衣を着た男が出てきた。 こいつが・・・先生? おいらが覚えてるのは、ここまでだった。 次に気がついたら、全然知らない場所のオリの中にいた。
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