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結局キュリアスの席はダインの隣りの席(ダインとトーマが占領して居た三人掛けの長机の真ん中)になった。
「いや~、キュリアスちゃん可愛いね~
髪も長くグギュ~~!」
早速、キュリアスに手を出したトーマがキュリアスの背中から出いるダーク(上半身のみ)に首を軽く絞められながら持ち上げられた!
「ダーク!?」
「良いんだよ姉さん。
こう言う痴漢野郎には痛い目を」
「み、見……える……綺麗な……かわ――――――」
「!!! ダメ! 言う事を聞かないと怒るよ」
「!! ご、ゴメン、姉さん」
ダークが慌ててトーマを解放した。
「ゴホゴホ……今日だけで二回も“綺麗な川”を見ちゃったじゃないか」
「ゴメンなさい」
トーマに深々と頭を下げるキュリアス。
「そんなに良いよ、その優しさが嬉しいから」
「ほら、ダークも謝って」
「・・・悪かった」
姉には従順なダークがかなり素直に謝った。
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