15人が本棚に入れています
本棚に追加
「喜べ! 今日は新しい仲間がなんと二人も加わよ!」
「「「おぉ~」」」
「先生! 男ですか? 女ですか?」
「私も見て無いけど学園長からは双子って聞いたわ。
今から教室に直接来るそうよ?」
クラス全員が話して居るとドアを軽くノックされた。
「全員、おまちかねの転校生が来たみたいね」
先生の一言で全員が静まりかえった。
「入ってこ~い!」
先生が呼ぶとドアが静かに開いた。
「失礼します」
ドアの向こうから小さな女の子が入って来た、っと、いうか物凄い見覚えのある子だった。
「・・・! キュリアス!?」
「あっ、ダイン君」
次の瞬間、クラスの全員の視線が“思わず立ち上がった俺”と“立ち上がった俺に手を振るキュリアス”を交互に向いた。
「なんだダイン、知り合いだったのか?」
「は、ハイ、一応」
「それで……キュリアスだっけ?」
「ハイ」
「あんたの片割れは?」
「あ、ちょっと待って下さい。
ダーク、来て良いよ」
キュリアスが呼ぶとドアの向こうから巨大な男が現われた。
「どうも」
二人が並ぶと山と谷くらいの身長差があった。
最初のコメントを投稿しよう!