第一話:双子の転校生

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「喜べ! 今日は新しい仲間がなんと二人も加わよ!」 「「「おぉ~」」」 「先生! 男ですか? 女ですか?」 「私も見て無いけど学園長からは双子って聞いたわ。 今から教室に直接来るそうよ?」  クラス全員が話して居るとドアを軽くノックされた。 「全員、おまちかねの転校生が来たみたいね」  先生の一言で全員が静まりかえった。 「入ってこ~い!」  先生が呼ぶとドアが静かに開いた。 「失礼します」  ドアの向こうから小さな女の子が入って来た、っと、いうか物凄い見覚えのある子だった。 「・・・! キュリアス!?」 「あっ、ダイン君」  次の瞬間、クラスの全員の視線が“思わず立ち上がった俺”と“立ち上がった俺に手を振るキュリアス”を交互に向いた。 「なんだダイン、知り合いだったのか?」 「は、ハイ、一応」 「それで……キュリアスだっけ?」 「ハイ」 「あんたの片割れは?」 「あ、ちょっと待って下さい。  ダーク、来て良いよ」  キュリアスが呼ぶとドアの向こうから巨大な男が現われた。 「どうも」  二人が並ぶと山と谷くらいの身長差があった。
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