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「じゃあ、自己紹介してもらう前に……二人は本当に双子なの?」
「「ハイ」」
返事のタイミングは完璧にユニゾンしていた。
「しつも~ん」
フィーラが手を上げた。
「二人の身長って何cmですか?」
クラスの過半数が気になる質問だった。
「えっと~、私は131cmで」
「ボクは201cmです」
その差なんと70cm、父親と娘と言っても分からない程の差だった。
「……じゃあ、そろそろ自己紹介してもらうわよ」
「えっと・・・はじめまして“姉”のキュリアスです」
「“弟”のダークです」
「「ヨロシクお願いします」」
クラスが“沈黙の悪魔”に包まれた。
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・・・・・・・
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・・・・・・・・・カチッ!
《えぇ――――!!!!!!!》
キュリアスの挨拶の中に混ぜられた“時限爆弾発言”が爆発!!
その破壊力はクラス全員を思わず立ち上がらさせる程だった!!
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