第一話:双子の転校生

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「じゃあ、自己紹介してもらう前に……二人は本当に双子なの?」 「「ハイ」」  返事のタイミングは完璧にユニゾンしていた。 「しつも~ん」  フィーラが手を上げた。 「二人の身長って何cmですか?」  クラスの過半数が気になる質問だった。 「えっと~、私は131cmで」 「ボクは201cmです」  その差なんと70cm、父親と娘と言っても分からない程の差だった。 「……じゃあ、そろそろ自己紹介してもらうわよ」 「えっと・・・はじめまして“姉”のキュリアスです」 「“弟”のダークです」 「「ヨロシクお願いします」」  クラスが“沈黙の悪魔”に包まれた。 ・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・カチッ! 》  キュリアスの挨拶の中に混ぜられた“時限爆弾発言”が爆発!!  その破壊力はクラス全員を思わず立ち上がらさせる程だった!!
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