異変

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二階にいた俺達は、一階を見下ろした。 肉、腸?みたいなのが落ちてる… 床一面真っ赤だ… 頭が転がってたのが見えた… その肉片がMの物だとわかった… 俺は思わず吐いてしまった。 クラス中がパニックになり、俺達三人以外は逃げ出してしまった。 俺達は二階にいたので何がどうなって、Mが何故死んだのか、全くわからなかった。 一度冷静になり、辺りを見回してみた。 …飼育している動物達の様子がおかしい。 動物達の体がおかしい、皮膚の内側から何かが動いているようにみえる。 直哉「なんか…でかく…なってねぇ…?」 K田「なんか…ヤバイ気がする…」 俺「…とりあえず俺らも学校に戻ろうぜ…?」 階段を降りようとしたその時、バキッ!っと何か音がした。 俺「うおあッ?!」 二階水槽がいきなり割れたようだ。 しかも、割れた水槽から何かが出てきている。 直哉「あれって…ウォーターか…?」 この水槽にはウォータードラゴンと言う、爬虫類が飼われていた。 しかし、明らかに姿が違う、違いすぎる。 姿はワニなのか恐竜なのかわからないが、かなり大きくなっている…。 しかも、その恐竜の様な動物はこちらに向かって近付いて来ている…。 K田「ヤバイって…逃げないと…」 しかし、階段を遮る様にこの恐竜?がいるため、逃げる事ができない。 その恐竜?はいきなり口を開けた。 俺「喰う気じゃねぇだろなぁ?おぃい?」 恐竜?はゆっくり口を開け近付いてくる。 直哉「ヒィ!!ヤバイよママー!!」 トンガリかっ! ツッコミすらする暇もなかった。 しかし、その時恐竜が倒れた。 K田「何が起こった??」 直哉「階段の…後に…人が…」 俺「う、ウ〇コマンだ!!」 Uマン「馬鹿ヤロこの!!助けに来たのにウ〇コマン言うな!!」 ウ〇コマンはうちのクラスメートで、イケメンだが、ウ〇コマンというあだ名で苦しんだ時期がある奴だ。 ウ〇コマン以下略、Uマンはあの恐竜の背中目掛けて包丁を刺していた。 この場はどうやら助かったらしい。 しかし、他の動物達も変異し、今にも小屋を壊して出てきそうだ。 Uマン「早く逃げよう、他の動物達が暴れるのも時間の問題だ!!」 俺達は一階へ一目散に降りた。 床にはMが転がってる…。 俺「こいつは誰がやったんだ?!」
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