―また君に   笑って欲しい

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ちょうど一年前、彼は死んだ   高校のときからの付き合いで、違う大学に進学はしたものの暇が合えば会いたわいもない話をして過ごした その付き合いが二年になるころ、彼は季節を跨ぐほど長い風邪を引いていてどの病院でもそう診断されていた 彼は辛そうな顔をしながら 大丈夫 って笑うから、それを信じて私も笑った しかしどの薬も効かず紹介してもらった大学病院で診てもらったころにはもう……手遅れだった
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