プロポーズ

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次の日から俺はエリカと共に本格的に銀座のお店の準備に取り掛かった。     夜は“BLUE MOON”昼は銀座の“クラブ潤”のオープンに向けての準備。     店の名前“潤”は「この店は潤の店だから」と、潤君が考えていた夢をエリカが実現するという意味があったからだ。     「オーナー、明日予定あります?」     「特に何もないが、どうかしたか?」     「明日はアタシ、休みなんで聖也を動物園に連れていってあげようと思ってるんです。 良かったらオーナーも一緒にどうかなと思って。」     エリカは最近、店の準備に忙しくあまり聖也にかまってやれないことが気になっていた。     そんなエリカの思いつきに俺を誘ってくれたことが凄く嬉しく思い、二つ返事で行くと約束した。     「動物園かぁ、子供の時以来行ったことないなぁ。 聖也より俺がはしゃいだりして。」     「やだ、オーナーったら。」     エリカは吹き出した。     「だから、そのオーナーって呼ぶの頼むからやめてくれよ。」     「だって、恥ずかしくて…それじゃ…和明さん、明日宜しくね。」
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