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「でさっ♪祐美は好きな人居るの?」
明るい笑顔の里佳とは対照的に、里佳の顔は無表情のまま。
「私、男に興味無いから」
「そうなの!?意外だなぁ~」
「そういう里佳は?好きな人居るわけ?」
「えっ……///うちはねー…居るよ」
照れて、白い頬をほのかに紅く染めた顔で里佳は答えた。
「………ふ~ん。どんな人?」
「隣のクラスの安田君!超カッコイイんだよ!」
興奮しながら言う里佳に、祐美は些か窘めるように言う。
「アンタね……顔が良けりゃ良いのか」
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