長いレールの終わり…

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「よかった、ちょうど着いた」 僕は涙を拭いて汽車からおりた。 ザザーン… ザー… 波の音が聞こえてくる…。戻ってきたんだ。僕は通り慣れた道を歩いていく。 「ただいま!!」 「おかえり、よく帰ってきたね~」 お母さんが出迎えてくれた。お父さんは仕事だろう。 「ごめん、ゆっくりしたいところだけど行きたいところがあるんだ」 僕は荷物をおろすと、家を出た。
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